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佐藤初女さんのこと

みなさんこんにちは。

北海道滝川市から乳製品を使わない焼き菓子をお届けするtorimigiです。

今日は、最近のできごとをお話しようと思います。

それは、佐藤初女さんとのお別れのお話です。

 

お別れのときがきた
今年の2月1日。佐藤初女さんが94才で、天に召されました。
くることはわかっていたけど、ついにこの日がきてしまった。
 
佐藤初女さんという人
初女さんをご存じない方のために、少しご紹介します。
初女さんは、青森は弘前にある、「イスキア」というおうちで、心悩める人たちに旬の食材で心を込めたお料理をだし、話をきいてあげる、という活動をされてらっしゃいました。
手作りのおむすびで青年の自殺を思いとどまらせたエピソードが有名かもしれません。
初女さんは自身の活動を「形もなく、決まりもない活動です。食べることを大事にしています。」と説明していました。とても謙虚で、みんなに公平で、ユーモラスで、日本のマザーテレサと言われていました。
 
初女さんが教えてくれたおむすび
訃報を聞いて、心もとない気持ちになったのはわたしだけではないと思います。悲しくて、これからどうしようと不安な気持ちで、そわそわして、落ち着いて祈る気持ちになれませんでした。
 
そんなとき、パートナーが「じゃあ今晩はおむすびだね」、と言いました。
ざわざわした気持ちで台所に向かい、初女さんに教えてもらった方法で、おむすびをむすんだのです。
 
するとこころが落ち着いたのです。
そして、やっぱりおいしかった。パートナーと二人で、質素だけど、大満足の夕食を囲みました。(写真がそのときの様子です。おむすび、豚汁、つけもの)
 
そのときに、初女さんが教えてくれたことが、自分のものとなり、自分の中に初女さんがしっかりと生きているのを感じ、そしたら不思議と心強い気持ちになったのです。
 
わたしは思った。人を育てるということは、なんでもしてあげることじゃなくて、その人がいろんなことができるように「生きることを教える」というのが大事だということを。